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2026年7月31日、為替市場で円が1ドルあたり3円も急騰しました。背景には政府・日銀による5兆円規模の為替介入があった可能性が報じられています。「為替介入って何?」「円高になると私たちの生活はどう変わるの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
この記事では、今回の円高が家計や資産にどの程度の影響を与えるのかを具体的な数字で確認しながら、為替介入の仕組み、2022年に実際にあった介入との比較、NISA口座で外貨建て資産を持っている場合の注意点まで、投資初心者の方にも分かりやすく解説します。
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| ドル円 | 156.97 | -6.80 (-4.15%) |
| S&P500 | 7,489.72 | +77.74 (+1.05%) |
| NYダウ | 52,485.03 | +537.78 (+1.04%) |
| ナスダック | 25,373.85 | +398.03 (+1.59%) |
| 日経平均 | 63,754.90 | +1,389.98 (+2.23%) |
※ 指数データはYahoo Financeより取得(取得時点の値。取引時間中は変動します)
この記事のポイント
- 2026年7月31日に円相場が1ドルあたり3円程度(156.97円まで)急騰し、政府・日銀による5兆円規模の為替介入の可能性が報じられた
- 今回の介入規模5兆円は、2022年9月(約2.8兆円)・10月(約5.5兆円)の介入と並ぶ大規模なもの
- 163円台後半から156.97円への変化(約4.15%)で、外貨建て資産の評価額は数万円単位で変わる計算になる
- NISA口座で保有する外国株式・投資信託にも為替の影響が及ぶため、保有資産の為替リスクを確認しておきたい局面
政府・日銀が5兆円規模の為替介入?円急騰の舞台裏
2026年7月31日から翌日にかけて、円相場が1ドルあたり約3円も急激に円高方向へ動くという異例の値動きがありました。通常、為替相場はゆるやかに変動するものですが、短時間でこれほど大きく動くのは珍しい現象です。複数の報道によれば、この背景には政府・日銀による5兆円規模の為替介入があった可能性が高いとされています。
為替介入とは、政府や中央銀行が外国為替市場で通貨を売買し、相場を意図的に動かす政策です。例えば円安が急速に進んでいる時、政府がドルを売って円を買うことで、円高方向へ誘導することができます。
実は日本政府・日銀による大規模な為替介入は今回が初めてではありません。記憶に新しいところでは、2022年9月に約2.8兆円、同年10月には約5.5兆円という、当時として過去最大級の円買い介入が実施されたことがありました。今回報じられている5兆円規模という数字は、これらの過去の介入と比べても遜色ない、かなり踏み込んだ規模だと言えます。
今回の動きを具体的な数字で見てみましょう。上の表の通り、ドル円は前日比で約4.15%円高方向に動いています。仮に100万円相当の米国株や外貨建て投資信託を保有していた場合、為替の変動だけを単純計算すると、円換算の評価額は約4万円ほど目減りする計算になります(実際には保有商品自体の値動きも重なるため、これはあくまで為替要因だけを取り出した目安です)。
一方、円高は輸入品にとっては追い風です。ガソリンや食料品の多くは輸入原材料に価格が左右されるため、単純計算では為替が4%程度円高になれば、その分だけ輸入コストが下がりやすくなります。ただし実際の店頭価格には仕入れのタイミングや他のコスト要因も絡むため、すぐに反映されるとは限りません。逆に、海外で稼ぐ輸出企業にとっては、同じ売上でも円換算した際の金額が目減りするため、業績への影響が意識されやすい局面でもあります。
新NISAで米国株や全世界株式の投資信託を積み立てている方も多いと思いますが、これらの多くはドル建て資産を含むため、為替の影響を受けます。円高が進むと、投資先の株価自体が変わらなくても、円換算の評価額は目減りして見えることがあります。これは一時的な為替の動きによるものなので、慌てて売却するのではなく、長期的な視点を持つことが大切です。なお、NISA口座では一度売却すると非課税枠が再利用できない(枠の復活は翌年以降になる)ため、為替変動だけを理由に売買を急ぐと、かえって非課税枠を無駄にしてしまう可能性もある点には注意が必要です。
つまり、今回の為替介入は家計にとって輸入品の値下がりというメリットと、外貨建て資産の目減り・輸出企業の業績懸念というデメリットの両方を伴う、影響の大きい出来事だったということです。
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為替介入による円高は、輸入品の価格低下というメリットがある一方で、輸出企業の業績悪化や外貨建て資産の目減りといったリスクも伴います。こうした為替の動きは、株式市場や債券市場にも波及し、投資信託や外貨預金の評価額にも影響します。まずはご自身が保有するNISA口座や特定口座の中に、外貨建て資産がどれくらい含まれているかを確認し、為替が数%動いただけで評価額がどう変わるか、一度計算してみるのも良い機会かもしれません。
なお、本記事はあくまで情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。
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